Aモードは、超音波検査における基本的な表示方式であり、元の信号、すなわち「波形」をリアルタイムで表示します。Bモードが材料の断面形状を表示するのに対し、Aモードでは、音響エネルギーが被検体を通過する様子をリアルタイムで確認できるため、診断や精密な校正を行う上で不可欠なツールとなります。
どのように機能するか
波形のパルス:計器には、横軸が時間(または距離)、縦軸が信号の強度(振幅)を表すグラフが表示されます。画面上の各「ピーク」は、表面で反射した音を表しています。
「後壁」の特定:左側の最初の大きなピークは通常、表面からの初期パルスを表し、右側のもう一つの特徴的なピークは「後壁」からのエコーを表します。測定器は、これら2つのピーク間の距離を用いて厚さを算出します。
信号の解釈:波形を観察することで、オペレーターは実際の厚さの測定値と、材料の内部構造、微小な介在物、あるいは深い凹みによって引き起こされる「ノイズ」や偽のエコーとを区別することができます。これらは、標準的なデジタル表示器では誤認される恐れがあります。